井筒和幸 監督作品 『黄金を抱いて翔べ』

<日本ミステリー文学界の巨匠>髙村薫×<映画監督>井筒和幸 傑作エンターテインメント・ミステリー、ついに始動!

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原作者髙村薫さんのコメント 大阪で会社勤めをしながら、朝から晩まで大阪の風景を眺め、大阪の匂いを嗅いでいた時代に、じっとりと汗が噴き出すようにして生まれ出た小説が『黄金を抱いて翔べ』でした。荒唐無稽な金塊強奪という筋書きも、必ずしも金目当てではない男たちの行動原理も、盲目的で破滅的な彼らの疾走ぶりも、みんな大阪という土地の空気と匂いと熱から来たものです。だから、映画になるのであれば絶対に大阪出身の監督さんで、と思ってきました。アジア的で、ほの暗くて、ざらざらしていて、暴力的で、男も女も初めから壊れているような、そんな大阪の映画を観たい、とも思ってきました。小説のほうは、いまから振り返るのも恥ずかしい若書きで、ずいぶん甘いところがありますが、このたびの映像化では、井筒監督がこれを換骨奪胎して、スピード感のある男臭い映像に仕立ててくださるものと期待しております。とまれ、もう二十年も前の小説がこうして井筒監督に再発見され、二十一世紀を生きる若い俳優さんたちによって登場人物たちが甦るなんて、まさに小説家冥利につきるというものです。
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井筒和幸監督のコメント 「反逆」をテーマに生きる男たちにとって、世界一の労働とは、真の自由とは何か。現代の閉塞感や鬱屈は黄金の前で解放されるのか。この映画を通して見つめたい。最高に恰好いいハードボイルドな原作を、頼りになる俳優らと共に映像化できることに感謝しています。敬愛なる大阪を背景に、熱い男たちの生き様をがっつり描きたいと思います。